2歳半以上の子供の虫歯予防について③
前回までのお話は、虫歯にならないためには
【歯の質】→ 歯が酸で溶けにくい硬い歯にする。
https://www.akuwa-dc.com/2019/04/08/299
【砂糖】 → おやつ(砂糖)の食べ方や虫歯になりやすいお菓子
を 知っ てもらう。https://www.akuwa-dc.com/2019/04/12/308/
【虫歯菌】→ 虫歯菌を減らす方法を取り入れる。
についてのアプローチを知っていただくことが大事というお話をしてきました。
そこで、今回は
【③ 歯と歯の間の虫歯対策】についてです。
こんにちは、横浜・戸塚・上矢部町の歯科・歯医者 あくわデンタルクリニックです。
虫歯ができやすく、特に注意が必要なところとして【歯と歯の間】があります。
歯垢や食べカスは目に見える部分だけでなく、歯ブラシが届かない歯と歯の間にたくさん溜まっていき、虫歯になってしまうのです。
実際のところ、歯ブラシだけで磨いた場合ではプロで、約60%しか歯の汚れはとれません。
そこで活躍するものが、デンタルフロス(糸ようじ)と歯間ブラシです。
フロスを併用すると79%、歯間ブラシを加えると85%まで除去できました。
また、歯と歯の間の虫歯はなかなか気付きにくいところです。
お母さんが気付くとしたら、大きく穴が開いてしまってからが残念ながら、とても多いです。
それも致し方ないことだとは思いますが。
でも、これから虫歯にならないためにも、虫歯予防にはフロスは必須なものです。ぜひトライしてくださいね。
因みに、
自分の使いやすいタイプを選びましょう。最初は使いにくいので、当院ではホルダータイプのフロスから練習しています。
1.糸まきタイプのデンタルフロス
必要な長さを切り取り、指で操作して歯と歯の間を清掃するタイプです。
2.ホルダータイプのデンタルフロス
ホルダーにフロスが取り付けられているもので、指での操作が難しい方や初めて使う方に適したタイプです。
ホルダータイプのものには、大別するとF字型とY字型の2種類があります。
- F字型
- 下顎前歯に使いやすい
- Y字型
- 上顎前歯、臼歯に使いやすい
となっております。又、今度フロスの使い方で詳しくお話していきます。